女ゴコロを学ぶ Vol.314

睡眠の質と女性の事情


こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。


突然ですが、皆さんは最近よく眠れていますか?

ある調査によると

睡眠に満足していない人は73%。

「途中で目が覚める」「寝ても疲れが取れない」などの

悩みが多いそうです。

日本人の睡眠時間は世界と比べて短いことは有名で

経済協力開発機構(OECD)がまとめたデータによると

33カ国中 日本は最下位

その日本の中でもさらに

女性は男性よりも睡眠時間が短いというデータがあります。


女性の睡眠時間が短くなる理由は


1.月経の周期に伴いホルモン分泌の変化があり睡眠のリズムが崩れる


2.妊娠・出産・育児に伴って睡眠調節に影響を及ぼすホルモンの変化
  胎児や乳児の成長に伴って現れる身体症状の変化によって
  睡眠時間の短縮や質の低下をもたらす


3.閉経前後の更年期障害を原因とした不眠


4.家事育児の負担が女性に偏ったままで仕事との両立の負荷が大きく
  睡眠時間を削らざるを得ない
  

など、様々



     女性…、大変過ぎやしませんか?!!!!



睡眠の時間と質は

美容と健康、そして労働生産性にも

大きな影響を及ぼすということが周知の事実となり

最近では多くの人が意識するようになったことで

“睡眠ビジネス”が大きな注目を集めています。



家庭や仕事の事情でこれ以上睡眠時間(量)を増やせない人が

少なくとも「質」は最大化させたいと考えるのは必然。



これまであった枕や寝具類をはじめ

リカバリーウェアや香りなどのリラクセーショングッズ

昨年大ヒットした「ヤクルト1000」に代表される

睡眠サポートやストレスを軽減する機能性表示食品やサプリメント

睡眠の量と質を可視化するウェアラブルデバイスやスマホアプリ…


などなど



矢野経済研究所の試算によると

日本の睡眠関連市場の規模は3兆円、睡眠による経済損失は15兆円




生活習慣や睡眠のメカニズムをもっと知ることで

他にも様々な商品、サービスが生まれてくることが期待されます。