女ゴコロを学ぶ Vol.312
大河ドラマに見る女性の活躍
こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。
皆さんは大河ドラマ、ご覧になりますか?
今年は「光る君へ」
舞台は平安時代。今でも絶大な人気を誇る「源氏物語」を書いた
紫式部が主人公です。
1,000年以上前の物語がなぜこんなにも人気なのか?
その物語を書いた紫式部とはどんな女性だったのか?
光源氏が生きた時代背景はどんなものだったのか?
などなど、興味がつきません。
大河ドラマといえば、これまで戦国時代や幕末ものが人気でした。
“国のため、家のため命を懸けて戦う”
表舞台で活躍する男性に
女性は付き従うか、犠牲になるか、陰で操るか…。
そういう時代だったからと十分理解はしていても
その当時の女性の扱われ方、価値観に胸がギュッと締め付けられて
救われることなく
最終回を迎えるということも多かったのですが
今回は女性が主人公
脚本も、制作統括、チーフ演出、音楽担当も女性。
女性視点を重視し制作スタッフにも女性を多く起用したといいます。
物語はちょうど第二話が終わったところですが
「女は学問をしなくてよい」
「女のくせに」「男だったらよかったのに」
「母になったら、女ではない」
ご多分に漏れず男尊女卑のオンパレード。
その度に胸がチクりとし
似たような記憶もよみがえり
ちょっと待って、今とそんな変わらないじゃない…。と
なんとも言えない気持ちになるのですが
そんな時代にあっても
まわりの価値観に迎合せず
想像の翼を広げてしなやかに
自分の力で物事を成し遂げた女性“紫式部”とは
いったいどんな人物だったのか?
この先の描かれ方に期待が膨らみます。
直近の3作が血で血を洗う幕末、鎌倉、戦国と
まさに男性目線の物語だったので
その比較として
人物描写や物語の展開を見てみるのも
楽しいし、きっと学びになるはずです。