女ゴコロを学ぶ Vol.284

ピンクが好きな女子は生きづらい?


こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。


先日、Twitterを見ていた際に
あるツイートに目が留まりました。


12万人に“いいね”され
2万人にリツイートされたツイートにはこう書かれていました。



「なんかさ、ピンクが好きで、プリキュアとかプリンセスが好きで
 ズボンよりもスカートが好きでランドセルも赤が良くて、
 料理とか裁縫が好きな女の子が生きづらくない?」



そしてこう続きます。

「最近見るものは多様性をそれが好きな人にも押し付けてる気がする」

「社会が“女の子らしい”という言葉と一緒に
 “女の子らしい(とされた)物、人”を排除しようとしているみたい」


 (注:ここで言われている多様性とはジェンダーレス)



事実かどうかは別として
ツイ主の感じている生きづらさは存在するのだろうとは理解できます。


そして、このツイートに12万も“いいね”が
ついたということに驚きを隠せません。


それだけ同じように思っている人が多いということです。


本来の多様性とは多様な価値観を尊重することで
ジェンダーレスを押し付けることではありません。


ピンクもいいけど、ブルーもいいよね!
ピンクが好きな子もOK!ブルーが好きな子もOK! という考え方


しかし、今まであまりに

女の子といえばピンクでしょ!と決めつける風潮が強かったため


そうではない方の価値観にスポットライトを当てたり

先進性を売りにするブランドやメディアがこぞって
メンズライクなものやジェンダーレスなものをとりあげる。


そのことがあたかも

それが正解。ピンクが好き=古い価値観。
と誤解を生んでいる。

というのが実際のところではないでしょうか?


流れが変わる潮目に必ず起こる不協和音。


打ち寄せては消えるトレンドではなく
本当の意味で多様性が市民権を得たとき


今のような
どちらか片方に肩入れをした取り上げられ方は
なくなるのではないかと思います。


また、どちらか片方が否定されたと感じたり
生きづらさを感じることもなくなるでしょう。


そして我々マーティングに関わる者のすべきことは
目先の事象やトレンド情報に踊らされるのではなく


どんな価値観の人たちに
どんな価値を提供するのか

そのことに実直に向き合うしかないと思うのです。



ちなみに

 2021年入学の新一年生女子に聞いた
 ランドセルの色の1位はピンク。
 ピンク、パープル、レッドがトップ3で6割を占める。



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