女ゴコロを学ぶ Vol.281

ご褒美消費をつかめ!


こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。


先週の金曜日から始まった「女性マーケター養成講座」

オンラインの画面越しではありますが
少しでも吸収したいと意欲のある方たちの前で話をさせていただくのは
キュッと身が引き締まり、私にとってもとても充実した時間です。

エネルギーをたくさんいただいて楽しくて仕方がない。

こんな講座をずっとやっていきたいな…と思っています。


さて、今日はその講義の中から一つ。
ご褒美消費について。

円高やコロナなどの影響を受け
いまだ続く景気の先行き不透明感から
消費者の財布の紐は閉まったままになっています。

あまり贅沢はしちゃいけないな。
無駄遣いはせず吟味して買わなきゃ…。

しかし

そんな中でもふと財布の紐が緩むのは
自分に「ご褒美」をあげる時。


ある調査によると
自分にご褒美をあげた経験のある女性は81.2%。
1か月~数か月に1回、5,000円未満くらいのちょっとした贅沢を
楽しむ人が多いようです。


えっ?!
そんなに自分にご褒美あげるような出来事ある?

〇〇達成した!とか
1年頑張った自分への誕生日プレゼントとか?

確かに、ご褒美を
「何かを成し遂げた結果を褒める機会」と考えたら
そんなにある?と、驚くかも知れませんが

女性が自分にご褒美をあげたくなるきっかけのベスト3は

 ・ストレスがたまっているとき
 ・疲れがたまっているとき
 ・リフレッシュしたいとき

だそうです。

何かを成し遂げたタイミングではなく
どちらかと言えば気分が落ちていて
そんな自分を元気づけたくて買う先行投資。

「これから頑張る私」へのご褒美なんです。

以前、ある女性向け下着メーカーが

過去数十年の販売実績の分析から
景気低迷が続く中、高級路線のおしゃれ下着が売れ始めると
景気が上向いてくる前兆というデータを発表されていましたが

そうやって自分を前向きにするために
自分にご褒美をあげた女性が元気になって
また、新たな活動、消費を行う好循環が生まれると考えれば

とても理にかなっているわけです。


なので、ご褒美にふさわしいのは

プチ贅沢やちょっとした非日常性。五感。

癒されたり、元気になれたり
気分が高まったり、自分を大切な存在だと思えたり
ああ、幸せ…と、思わず言葉が出てしまうようなモノやコト。


高級品でなくてもいいし
いかにもザ・ギフトというカテゴリーのものでなくてもいい。


いつもの生活の中で使うものでも
先に述べたような気持にさせる要素があれば


少しでも安いものを…の中で比較検討されず


「だってご褒美なんだから少しくらいの贅沢はいいよね」と

選択される可能性が広がるのです。


不景気だから安いモノしか売れない。
だから価格に合わせてクオリティも下げるしかない。


そうしているとますます
消費者の購買意欲は萎えていく。

わざわざ買う価値がないから。


そんな時だからこそ
ご褒美にふさわしいモノ・コトを提供しませんか?



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