女ゴコロを学ぶ Vol.276

そこに愛はあるのか?


こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。


企業の女性を巡る発言でまた騒動が起きました。
某牛丼チェーンの常務取締役であり
過去に数々のマーケティング戦略を成功させてきたA氏が
大学主催の社会人向けマーケティング講座で
「生娘をしゃぶ漬けに戦略」と称し
「田舎から出てきた右も左もわからない若い女の子を牛丼中毒にする。
男に高い飯をおごってもらえるようになれば、絶対に食べない」
などと発言したことがSNSで拡散され大きな問題に。

某社はその3日後に不適切な発言を理由に
A氏を解任するという超高速の幕引きがなされました。

こういった類のことが起こるたび
「不適切な発言」にスポットライトが当たりがちですが
問題なのは発言の根っこにある姿勢。

お客様である女性や
地方からやってきた若者
そして
自社の商品や
自社の商品を好きな人たちや働いている従業員
全方位的にリスペクトがなく
愛(そのものの価値を認め大切に思うココロ)が
全く感じられないこと。

A氏だけでなく
企業の中、特に意思決定を行う上層部に
このような考え方がまん延していなかったかどうか?
気になるのはおかしな発言をしたA氏よりも
むしろそちら

もし蔓延していたとすれば
今回の「不適切な発言」は氷山の一角。
まだまだ、問題は出てきそうです。

マーケティングは三方よし。
売り手(企業)も買い手(消費者)も社会(様々なステークホルダー)も
幸せが持続する関係性を創るもの。

本来は「愛」がベースになっているべきものだと
私は考えています。

そうでなければいつか破綻する。

関与する一人一人が思いを言葉にして発信し、強い影響力を持つ今
さらにその傾向は速まっていると思います。


「そこに愛はあるのか?」


何だか、某CMのようですが

ともすれば目先の効率や売上至上主義に
なりがちな中でこそ立ち止まり

胸に手を当てて問うて欲しいのです。


「そこに愛はあるのか?」と。



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