女ゴコロを学ぶ Vol.304

プロジェクトの終わらせ方


こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。


今日はプロジェクトの終わらせ方について書いてみたいと思います。

プロジェクトの始め方に関することは今までたくさん書いてきましたし
メディアでもよく見かけますが
終わらせ方についてはあまり触れられない気がします。


仕事柄、企業の新規プロジェクトにはアンテナを張り
その動向をチェックしています。


特に、

「つくる専門だったメーカーがはじめるDtoC」

「消費者を巻き込んだ共創型のプロジェクト」

「女性活躍や女性視点で取り組んでいる新規プロジェクト」などは


事例としてお話する場面もあるので
その動向を定期的にチェックしていて
素晴らしい取り組みをしているプロジェクトだと
個人的にもいちファンとなり
そんな挑戦的な取り組みをしている企業自体にも
好感を持つことはよくあります。


ただ、新しい取り組みというのは
数年で終わりを迎えるものが多々あるのも事実。


その実績が認められ
企業の本体事業に吸収されるプロジェクトもあれば

収益化が軌道に乗るまでに
経営者の交代や
そのプロジェクトを推していた重要なポストにある方が
異動するなどがきっかけで
突然、終わりを迎えるものなども。

ビジネスである以上、仕方のないことですが
その終わらせ方が良くないなと感じることがなんと多いことか。


これまで散々、広報や宣伝活動を行い
たくさんの取材を受け
責任者や関わるチームスタッフも表に顔を出し
SNSやファンイベントなどを通して
顧客との関係性や期待値を高めてきたにも拘わらず


終わるときは突然、サイトや関連記事が跡形もなく消えたり

本社サイトに引っ越しましたの一文で
リンク先にいってみたら
好感を持っていた頃の温度感とはまるで違う
担当者の愛も熱意も感じられない
これまで築いた関係性が白紙になったようなページに愕然としたり
(きっと管轄部署がかわったのでしょう)


そういう何とも残念な終わり方…。


今まで推していたファンは
新しい取り組みを応援し、一緒に育て、協力してきたサポーターは

これまでのブランドストーリーや取り組み、支える中の人たちに
好感を持っていた消費者は


それを見てどんな気持ちになるのか
まるで想像していない終わらせ方。


「ああ、残念だな…」

「でも、どうして?」

「好きだったのに、応援していたのに
 突然、こんな形で終わるなんて…」
 

これまで築き上げた“好感度”も“信頼関係”も消えるどころか
一方的に断ち切ってきた企業に“不信感”を抱くことにもなります。


プロジェクトが終わったり
カタチや立ち位置が変わっていくのは仕方のないことですが


終わりこそ細心の心配りを!


それまで支えてくれたお客様の気持ちや信頼関係を傷つけない
発展的解消のストーリーを
できれば企業への好感度をそのまま維持し引き継いでいけるような
終わりまでの道筋やコミュニケーション施策を
丁寧に設計し実行すべきだと思うのです。


プロジェクトは終わっても
企業は続いていくわけですから…。



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