女ゴコロを学ぶ Vol.296

育休中に学ぶこと、活かすこと


こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。


岸田首相の
「産休・育休中のリスキリング(学び直し)を後押しする」発言が
物議を醸して1か月。未だ様々なところで活発な議論がなされています。

そもそもリスキリングとは何でしょう?


平たく言うと

“主に企業の従業員が、成長分野の仕事へ就労移行するために学び直すこと”

“仕事において価値を出し続けるために新しいスキルや知識を習得すること”

そんなところでしょうか?


個人主体の学びがリカレントであるのに対し
企業主導で行うのがリスキリングです。


女性のキャリアアップや男女の賃金格差是正のために
支援をするというのが理由であれ

育休中にはなかなかハードルの高い内容。


そもそも育休って会社は休んでいますが
会社休まなきゃいけないほど家での育児が大変ってこと。
睡眠もトイレ行く時間さえもままならなかったりします。


未だ育休明けの女性には
「マミートラック」やら「チャイルドペナルティ」やらが待ち受け
(ほんと嫌な言葉…)

元の部署に戻れたとしても

これまでと同じように働けなかったり
これまでのように評価されなかったりと

キャリアロスに陥るケースが後を絶ちません。


私はリスキリング以前にまず
キャリアロスを防ぐための対策が急務だと思うのです。


そのための勤務制度や評価制度はもちろんのこと


復帰後、環境や働き方が変わることによって起こる
当事者がぶつかる様々な“壁”を乗り越えるため

育休中に必要なスキルを身につける学習の機会や
情報、コミュニティを提供することは大切なことだと思います。


また、妊娠・出産・育児をキャリアの重荷としてではなく
これまでと違った視点で社会のニーズに気づき
新しい商品やサービスを考えるよき機会として
リサーチや企画などを任せてみるのも

本人だけでなく企業にとっても有益なことではないでしょうか?

私自身も経験しましたが
環境や置かれる立場が激変するこの時期
ほんとうに見える景色が変わります。

同じものを見ているはずなのに

見ていることが違う。
気づくことが違う。

これまで気づけなかったことに気づけるチャンスを
活かさないのはもったいない。


いずれにせよ、妊娠も、出産も、子育ても
人によって状況やかかる負荷が全然違います。


「~~~なはずだ」

と決めつけることなく
強要することなく


育休中に学ぶこと、育休を活かすことを
支援することが求められるのだと思います。



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 ■女性社員による社内横断型プロジェクト「ILMILY」
 ■第三弾「Color two color」がデザイン賞を受賞しました!

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昨年、こちらでも紹介させていただきましたパイロットコーポレーションの
女性社員による社内横断型プロジェクト「ILMILY」。
第三弾として発売された「Color two color」がなんと

文房具屋さん大賞「デザイン賞」
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000257.000070824.html
文具女子アワード「優秀賞」
 https://bungujoshi.com/award/result/

を受賞しました。プロジェクト開始以降コツコツと積み上げ
「こうなったらいいな」と一つ一つ叶えていっている姿に胸が熱くなります。


▽プロジェクトの成功秘話はこちら
 https://onnagokoro.com/report_pilot/