女ゴコロを学ぶ Vol.293
2023年の消費はどうなる?
こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。
本年も皆様のビジネスのヒントになるメルマガを
届けてまいりたいと思います。
さて、今年はどんな一年になるのでしょうか?
物価上昇がとどまる気配のないまま迎えた2023年。
バブル崩壊以降、実質賃金は低下を続けていますが
消費者がこれほどまでに実感したことはかつてなかったように思います。
「消費者は値上げを受け入れている」という言葉もありましたが
原資は増えていないので
『価格』に敏感になり
“受け入れられるもの(受け入れざるを得ないもの)”と
“受け入れられないもの”=買い控える、代替するものとの間に
格差が広がるものと思います。
それでも買う『価値』があるのか?
機能や性能の向上、広告やSNSでの露出、つくられた流行よりも
自分にとってどんな価値のある商品なのかが明確であり
ズキュンと刺さればむしろ他より高くても買う理由に。
消費者の失敗に対する許容度は減り
『リスク回避』をするための安心材料となる情報を
どれだけ、どのように届けるかが大切に。
失敗しないモノ選びのための
試着、カウンセリング、パーソナル診断などの
ニーズは今後も高まると思います。
モノやサービスに自分を合わせるのではなく
自分にモノやサービスを合わせる『パーソナライズ』
消費者の価値観の多様化や商品選択に対する変化
企業のデジタル化、サブスクビジネス参入の流れから
今後も増え、淘汰されると思います。
消費者が価格に敏感になるとはいえ
『サスティナビリティ』に対する関心が薄れることはなく
今後も高まり続けるでしょう。
環境や社会に配慮した商品はコストがかさみ価格が上がる傾向
価格か? サスティナビリティか?
消費者にジレンマの伴う決断を迫るのではなく
消費者の立場に立った納得性や
両方を兼ね備えた商品が現れると跳ねる可能性は大。
などなど。
他にも引き続きアンテナを張りたいキーワードはありますが
追々、このメルマガに書いていきたいと思います。
今日はこの辺で…。
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