女ゴコロを学ぶ Vol.275

女性は〇〇は差別になる?


こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。


今日は、満開の桜が地元の中学の入学式を彩っています。
先日その中学に通う息子が何を思ったか
「お母さん、知ってた?学校の制服って
男子と女子とは同じMでも肩幅のサイズが違ってて
それは女子の方が男子より肩幅が狭いからなんだって…」
と、話しかけてきました。

すると慌てて
「あっ、女子の方が肩幅狭いなんて言ったら差別になるから言ったらダメだった!」
と、訂正してきたのです。

私は、子どもたちがこんなに過敏になっていることに驚きました。
男子より女子の方が平均的に肩幅が狭いことは事実。
それに合わせて制服のサイズも男女違うのは事実。
その事実を話すのは差別ではないよ。
でも
女子はみんな肩幅が狭い
肩幅が狭くなければ女子じゃない
女子のくせに肩幅が広いのは変だ
というような表現をしたならば差別だし
口に出さなくても 肩幅の広い女子を変な目で見るのは差別になるよ。

狭い人も、中くらいの人も、広い人もみんなOK
ただ男子より肩幅の狭い女子が多い
平均すると男子より女子の肩幅が狭いってこと。

そんな話を息子にしました。
皆さんは、どう思いますか?

これと似たようなことが大人の世界
企業の広告宣伝、マーケティングの現場でも起こっています。

男性と女性では生物学的、社会的、文化的な特性の違いがあります。
その傾向をつかむことは市場を大まかにつかむために必要なこと。

ただしそれを鵜呑みにして分かったつもりになるのではなく
設定したターゲットの特性を深掘りしていく作業が必要です。

多様化、複雑化した現代だから
こういったことを丁寧にしていかなければ
ターゲットからの支持は得られない。

なのに十把一絡げに「ジェンダーレス」で行こう!では
特性や傾向を無視して男女同じ形、同じサイズで制服をつくろう!
ということと同じになるのではないかと思うのです。

逆に「女性はみんな〇〇」という決めつけの表現が
SNSで炎上するという例も後を絶ちません。

一体、どこで間違ってしまったのでしょう?

女性たちを取り巻く環境や価値観は急速に変化し、ますます多様化、複雑化しています。

しかしそれは大きなビジネスチャンスでもあります。
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