女性マーケター養成講座 導入企業事例
株式会社クレディセゾン様
株式会社クレディセゾン 佐多 亮子様 ※所属・肩書きは取材当時のものです。
クレディセゾンは、約3,600万人(グループ含む)のクレジットカード会員数を有し、経営理念である「サービス先端企業」として、カード業界の常識にとらわれないイノベーティブな発想で新たな商品・サービスを生み出しています。現在は、ペイメントサービスに限らず金融サービスをコアとした、お客様の「困りごと」を解決する総合生活サービスグループへの転換を目指しています。
今回は、クレディセゾンにおけるイノベーションの一つといえる、日本初となる月会費制、魅力的な特典などで話題の「セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード」担当の佐多亮子様に、「女性マーケター養成講座」に参加した背景や感想を伺いました。
1. 女性マーケター養成講座に参加されたきっかけは何ですか?
私の担当している「セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード」は、自分への投資を惜しまない、仕事もプライベートもアクティブな30~40代女性がメインターゲットのクレジットカードです。
女性向け商品の開発を担当することになった時から女性マーケティングに関する本を読むなどして自分自身で勉強はしていましたが、本を読むだけでは疑問に思うことが質問できなかったり、自分の理解が本当に正しいか確証が得られないというもどかしさがずっとあり、きちんと講座を受けて勉強してみたいと思っていました。
また、自分自身の女性としての感性・感覚として「これで合っている」と確信できることも、数値や客観的な根拠などを示せないことで、男性の上司を納得させられない場面が多々ありました。感覚的なものをきちんと言語化して説明し、男性上司を説得するためのスキルを得たいという思いもありました。
受講前から女ゴコロマーケティング研究所のメルマガを読んでいて、女性に刺さるサービスやコンセプト等の取り上げ方(目の付け所)が鋭いといつも思っていました。そして、木田先生の明確な文章にいつも感心していて、「言語化して相手に伝える、納得させる」という技術を学びたいと思ったのがきっかけです。他企業で女性向け商品に携わる方たちの話を直接聞ける機会にもなると思いました。
セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード
クレジットカードで日本初となる月会費制、毎月スターバックスコーヒーチケットのプレゼントがもらえたり、一般的なクレジットカードに付帯されている空港ラウンジサービスや旅行傷害保険などの代わりに、カードの利用に応じたスタンプラリーで、スタンプが6個貯まるごとにホテル食事券などの嬉しい特典が次々ともらえるなど、従来のクレジットカードの常識にとらわれず、「わたしが本当に持ちたいカード」をコンセプトに商品設計。ローズゴールドカラーのカードデザインで初めての「可愛いAMEX」を実現。
2. 実際に受講されてどうでしたか?
グループワークが印象的です。女性向け商品を担当する方とグループワークをする中で、様々な業種で働く方の悩みや課題を知ることができたこと、「どうしても感覚的になってしまい相手を説得できない」と皆さんも感じているのだと知れました。
ペルソナを掘り下げるワークは、自分の仕事に直結していてとてもためになりましたし、自分が良いと思う商品のデザイン、コンセプト、売り方などを各自がまとめてきて発表するワークも楽しかったです。自分がどうしてその商品を良いと思うのかを掘り下げて考えることで自分の仕事に役立てることができたし、他のメンバーの発表を聞いて「そんな商品、サービスがあるんだ」と知ることもできました。
初日はとても緊張しましたが、みんなが話しやすいように木田先生がファシリテートしてくださったので、活発な話し合いができました。最終日の講義の後に、雑談のような時間を取っていただけたのも楽しかったです。女性の私にとっては「そうそうわかる!言語化するとそういうことか」という気付きがたくさんありましたが、女性の購買動向などを深く学ぶことができるので、男性にもぜひ参加してもらいたいと思いました。
3. 受講後の成果はいかがですか?
個別面談で、いつも自分が使用している資料を使い、いつも通りに商品のプレゼンをして木田先生に聞いていただき、率直に指摘いただいたのがとてもありがたかったです。指摘いただいたのは、商品の魅力を一方的に伝えるのではなく、聞いている相手にとってどんなメリットがあるか(相手のビジネスにとってだけでなく、相手個人の社内評価にどう影響するのかまで)を考えるということでした。指摘いただいたことを意識してプレゼンするようになってから、話がうまく進むようになりました。木田先生からのアドバイスは、仕事をするうえでとても大きな気付きだったので、プレゼンするときだけでなく相手先企業の方と接するときに常に意識するようになりました。
受講後は、「女性としての感性で考えて、良いと思うものを選択する」ということと、「会社として実行するために男性を説得すること」「利益が上がる方法でやること」を両立させることを意識するようになりました。
女性マーケティングを学ぶということは、自分の深層心理を紐解く感覚に似ていました。自分がまさにターゲットなのだから当然といえば当然なのですが、当たり前過ぎて考えることがなかったようなことも、ワークの中で掘り下げて考え理論を理解することができました。こうアプローチすれば確かに刺さる!ということが感覚として理解できたので、自身の仕事をするうえでとても役に立っています。
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