女ゴコロを学ぶ Vol.334
老舗企業ヒット連発のウラに女性開発者
こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。
最近、なんか面白いな…。
そう気づいたのは
菓子パンが好きな母のためにたまにおつかいに行く
ドラッグストアのパン売り場。
菓子パンなんてあんまり代わり映えしない…。
とういのが私の持っていた偏見だったのですが
そんな私でさえ
なんか最近、面白いと感じるのです。
中に具材がいっぱい詰まった薄皮パンのラインナップがすごく増えてたり
昔懐かし「北海道チーズ蒸しケーキ」(あの北海道のマークが目印の)が
小さくなって4個入りアソートになっていたり(ちょっとしたおやつにぴったり!)
もう出尽くしたのでは?と思われたランチパックに「そうきたか!」と
ワクワクさせる新商品が出ていたり
奇をてらったとか
とにかくボリュームアップした
という類ではなく
そうそう、よくわかってる!
こんなの欲しかったのよ!
という、いい感じの新しさなのです。
メーカーは山崎製パン。創業76年を迎える老舗企業です。
売場で感じる勢いを反映して
直近の2期連続で過去最高益。
発売初月で1億円を売り上げるヒット商品はこの5年で5倍に増えています。
その好調を支えるのが
本社と全国26工場に200人いると言われる女性開発者。
SNSでの流行や消費者目線を意識してアイデアを出し
工場での試作を繰り返して
工場を拠点に新商品のお試し販売から全国へという
風通しの良いスピーディな生販体制をつくっているのが特徴です。
ヒットを継続的に生み出す秘訣は
全国に200人もの女性開発者を置くという数だけの問題ではなく
(いや、それだけでも素晴らしいことですが)
生産や販売の担当者が
企画段階から関与し、フォローアップする体制があるからです。
実はこの体制づくりができなくて
「アイデアは出るのに上市できない」
「上市しても思うように売れない」という企業が多く
弊社でも力を入れてご指導させていただくポイントなのです。
・女性開発者が生み出すヒット商品
・企画と生販一体となった体制づくり
に興味を持たれた方はぜひ、こちらもご覧ください。
■女性社員による社内横断型プロジェクト「ILMILY」
https://onnagokoro.com/report_pilot/