女ゴコロを学ぶ Vol.285
“保活”の定義がかわる時代に
こんにちは!女ゴコロマーケティング研究所の木田です。
働く女性なら気になる“保活”
親が働いている間
子どもを預かってもらえる保育園を探すための活動で
働く女性の増加に対し、保育園の増設が間に合わず
この20年近く
「入りたくても入れない」
ゆえに
「働きたくても働けない」
という待機児童問題が深刻化していました。
今もなお、完全に解消されてはいませんが
少しずつ待機児童数は減少し
ここ数年、一部定員割れとなる保育園も出てきているようです。
コロナ禍による一時的な利用控えや
役所から入園許可の下りた園が家から遠すぎる
兄弟別々の園に通わせられないといった理由で
辞退を余儀なくされる隠れ待機児童をカウントすると
全くもって楽観はできない状況ではありますが
少子高齢化に歯止めがきかない以上
いずれ保育園に求められる役割も変わってくるだろうと思います。
「預かってもらえさえすればありがたい」から
「質の高いところに預けたい」に…。
考えてみれば当たり前のことで
今まで、そう願うことを贅沢だと一蹴されてきたことが
むしろ大問題だと思うのですが
0歳から6歳まで
大切な我が子が家にいるより長い時間を過ごす保育園
安全で快適であることに加え
どんな体験、学びができるのか?
自分が仕事を辞めて子育てするよりも
むしろ保育園に預けた方が
子どもの発育、知育にとってよいと思うことができれば
「小さなうちから預けてかわいそう」といった
謂れのない後ろ指も、働く母自身の罪悪感も解消され
女性の就業継続率も高くなると思うのです。
少子化を食い止め
出産後も働き続ける女性を増やしたいのであれば
保育園に通えて羨ましい!
子どものためにも働き続けよう!
くらいでちょうどよいのだと思います。
そして、保育園がワンストップで働くママ、パパを支援する
サービスを提供してくれるとなお ありがたい。
時短を活用して急いでお迎えに行ったとしても
園到着が18時前後。
そこから小さな子どもを連れて買い物に行くのは至難の業。
ネットスーパーやミールキットサービスと提携して
園で食材や生活必需品を受け取って帰れるなどすれば
どんなに助かることでしょう。
保育園は
取りあえず数を揃える時代から
進んで預けたくなる質の時代に。
そのために必要なモノ・コトのニーズを深掘りすれば
新たなビジネスチャンスがあると思うのです。
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