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対談レポート

2014年2月13日開催 「女ゴコロをつかむ店づくりとは」~フラワーバレンタイン応援トークショー~

女ゴコロをつかむ青山フラワーマーケットの魅力
キーワード3「育む」女性を味方につける関係性づくり

女性活用のカギは、ともに成長するプロセスを感じさせること

木田-

女性はずばり育むことが好き、です。テレビゲームなんかを想像していただくと分かりやすいと思います。男の子が好むのはシューティングゲームや領地拡大など、拳銃やナイフ、刀が出てきて悪いやつをやっつけろ!というようなものが多いですね。

女の子が好むものはどちらかというとコツコツと育てるタイプですね。少し前に流行った"なめこ"を育てるものや庭を育てるもの、息の長いヒット商品となった「たまごっち」などもそうですね。

それから、ジャニーズも女性の育み好きをうまく活用していますね。まだデビューしていない原石を見つけて、成長のプロセスをみんなで応援する。そうしてデビューすればみんなで追っかけをして息の長いファンになる。「だって私たちが育てたんですもの」という感覚です。

母性本能というと月並みですが、人との関係性において一緒に良くなるとか、一緒に成長する、成長のプロセスを分かちあうということを女性はとても大切にします。それが愛社精神や、このお店が好き・このブランドが好きという感覚に影響してくると感じています。

スタッフの向上心を信じている

井上-

会社を立ち上げた時は、直感からで、最初は本腰が入っていなかったんです。親にも迷惑をかけるしこのままじゃだめだ、一度何のために仕事するのかを自分なりに納得するまで考え抜こうという時期がありました。ずいぶん考えたんですが、なかなか答えがでず人生の目的について考えるようになり、たくさんの本を読みました。

そんななか、中村天風さんの著書で「エレベーション」という言葉と出会ったんです。エレベーションとは自己研鑚・成長といった意味だと思います。人生においてどこまで自分を高められるかが生きている楽しみだと。

この話がとても響いたんですね。それから、社内でも「仕事は自分自身を磨く砥石」であり、「職場は自分を磨くためのフィールド」だと社員に伝えるようになりました。ブーケを作っているときも、産地を訪問しているときも、常に自身の成長を意識できたら楽しいと思っています。そうした人間の持つ向上心を信じているからこそ、スタッフに任せられるんですね。

身近な女性であるスタッフを、まず自社のファンに

木田-

お話をお聞きしていて、社内に自分を育む環境がある、というのをすごく感じましたね。販売や営業に力を入れている会社は、ともすれば売上至上主義で目標数字で社員をがんじがらめにして、とにかくこれを売ってこい!と。考える仕事は本社の一部の人間がすることで、現場はとにかく売りさばけ、といった風潮が結構多い気がします。

そうすると懸命に営業するんだけど殺伐した雰囲気になるというか、接客されていても何となく「この人、私の幸せを想っているというより、今月の売り上げを達成したいだけじゃないのか」という印象を受けることもあります。

青山フラワーマーケットでは、どんなに忙しい時も殺伐とした雰囲気は感じないですね。働いている女性スタッフの方がイキイキとして可愛く見えるんです。お花に囲まれている効果なのか、モチベーションなのか、きっと両方でしょうね。

そういったスタッフの方を見ていると、お客である私たちもハッピーな気分になって、買い物スイッチが入ってくる。「こんなに可愛くてイキイキとしたスタッフの方に相談したい」「お店にいると私まで幸せな気分になってくる」そして「思わず買っちゃった」ということに繋がるのかな、と思います。

スタッフがイキイキとしていて自分の会社を愛している!というのは必ずお客様にも伝わります。まず身近なスタッフを自社のファンにすることが大切ですね。

最後に - 花を通じてハッピーな生活を -

木田-

私は、若い頃同僚の男性に、「これから仕事をしていくにあたって、どういう自分になりたい?目標は何?」とたずねられて、すごく困ったことがありました。あまり高い目標とか考えてなかったんですね。

その時願ったのは、「仕事の帰り、星空を見ながらああキレイな星ね、と言える自分でありたい。朝会社に行く時に道端に咲いている花を見て、まぁかわいい花ねと足を止めて花を愛でる心の余裕を持ちたい」ということです。

「すごくちっぽけな夢だな」と笑われましたが、日々クタクタになるまで働いたりすると、今日の空がどんな色だったか覚えていなかったり、道端の花に気づけなかったり、気づいても可愛いと感じられなかったりしますよね。私は日々心に少し遊びというか余裕を持って花や自然を愛でていたい、時には花を買って部屋に飾るという生活を、どんなに忙しくてもできる自分でいたいな、と思っています。

井上-

僕にとって、花は無くてはならないと同時に、いろいろなことを教えてくれる存在ですね。花の産地を訪れると、生産者の方は必ず「土がいいでしょ、見て行ってよ」という話になります。いい土があるからこそいい花が育つんですね。

会社における「土」は「スピリット」だと思っています。スピリット(土)が良ければ、いい苗が育つようにいいお店が育ってくる、そうして花が咲き実がなるようにスタッフも育ちお客様も来てくださる。

「土づくり」の大切さも花から学ばせてもらいました。花は師匠だと感じていますし、花のある生活に感謝しています。

木田-

井上社長のこういった誠実さは女性としてとても共感できます。青山フラワーマーケットが女ゴコロをギュッとつかんで離さないその秘密が、よく分かりました。本日はありがとうございました。


井上社長からのサプライズプレゼント、スイトピーの花束はあえて1種類にすることで鮮明な印象に

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