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女性プロジェクトのつくり方

2.女性マーケターの育成が急務

 では、女性による女性視点の企画ができれば、ヒットする商品をつくり、世に送り出すことができるかと言えば、残念ながらそうではありません。企画をカタチにするためには、社内の様々な部署や外部企業との連携、協力が必要となり、開発、営業など多岐に渡るシステム構築が重要となります。もともと、物事の原因・作用・結果を分析し、その仕組みを構築したり、問題解決をしたりするシステム化思考に長けているのは女性よりも男性です。また、決裁権のある課長以上の役職者の9割以上を男性が占める今の日本では、社内・外を動かす力は、まだまだ男性にあるといって過言ではないでしょう。着想は女ゴコロ、構築は男性視点。ヒットを生む女性向け商品・サービスを世に送り出すには男女の強みを活かした、共創型開発が重要なのです。

 しかし、現状では多くの企業で女性プロジェクトは失敗に終わっています。鳴り物入りで女性プロジェクトを立ち上げたものの、大した成果を上げることができず、立ち消えてしまうケースが多いのです。そこには大きな誤解が一つあります。女性ならば、必ず女性のココロがわかり、ヒットする商品がつくれるのか?答えはNOです。女性プロジェクトにいきなり放り込まれる女性の多くは大抵、女性視点をマーケティングに活かすための訓練を受けていません。そもそも女性視点とは何なのかを自覚している女性は少ないというのが現実です。会社から一歩出れば、女性消費者の一人として街に出て、店や商品、広告宣伝、クチコミなどの情報を見聞きし、買い物をしたり、家族や友人たちと過ごす。そのありとあらゆる体験の中に女性視点マーケティングのヒントとなる宝が眠っていても、それに気づくためのアンテナが立っていなければ、それは単なる平凡な日常の繰り返しです。まずは、五感を研ぎ澄ませ、自分のココロの動きに敏感になること。そして身近な人たちのココロが動いた瞬間に興味を持つことが重要です。気づくことができれば、その理由について考え、その結果もたらされる行動、事象について分析します。「気づく」→「考える」を繰り返しながら女性視点のアイデアの引き出しをどんどん増やし、ペルソナや傾向ごとに分類してストックしていくという作業が必要です。そして企画の際にはそれらをアウトプットしさらに考察を重ねていくのです。

 先にも、女性視点の開発にはいい意味での公私混同が必要と述べましたが、プライベートでの体験やそこで得た感情、家族や友人などのネットワークで手に入れたペルソナ情報をマーケティングに活かす発想力、訓練が非重要なのです。特に、男性の多い職場で仕事ができると評価の高い女性であればあるほど、自分自身の女性の感性、感覚を封印し、男性的な価値観にあわせて物事の感じ方、考え方、行動を身につけていっているものです。仕事の自分と、プライベートの自分を厳格に分けてきた人ほど、女性的感覚を開放し、ライフをワークに活かすという発想の転換、訓練が必要となるでしょう。

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